1932年淡路島三原町( 現南あわじ市市三條) に6人兄妹の長男として生まれる小学生時代、父親のカメラで撮影した写真がいくつかのコンテストに入賞する終戦の年(1945) から市村(現淡路三原)郵便局に勤務1952年頃からわが風土淡路島を撮り始める休業日の日曜を中心に自転車で島内の様々な場所に出かけては地元発祥の人形浄瑠璃をテーマにした写真などを投稿アサヒカメラなど写真誌のコンテストでたびたび入賞するモノクロームでのリアリズムに根ざした市井の人々の描写から、中・大判のカラーリバーサルフィルムによる風景や四季、白鷺の精緻な作品までその表現の範囲は広い現在、写真サークルの講義で阪神間に通ったり、デジタル機材を手に取り今なお新しい表現を模索する日々を送る写真集:淡國写眞帳(1994)、新淡國写眞帳(2007)